ロボコンに参加したいと思ったら、まずは情報を集めましょう。
でも、そもそもロボコンってどんな大会があるのかしら?それすらよく分からない状態でどう探し始めればいいの?
1つめの方法はWeb検索です。「ロボットコンテスト」といったキーワードから検索を始めてみましょう。調べているうちに、どんな大会があるかとか、それぞれの大会の競技内容や対象者が分かってくるはずです。YouTubeなどの動画サイトで大会の模様を見られる場合も多くなってきています。
なんだか難しそう。調べ方のすごいノウハウとかないのですか?
う~ん、地道に自分の好みに合う大会やロボットを探すしかない気がします。様々なスポーツがあるように、競技ルールや参加ロボットは大会によって様々ですし。やりたいロボコンを探すことは、やりたいスポーツを探すことに似ているのかもしれません。様々なスポーツに触れてみて自分にピンと来たものに取り組むように、ロボコンも触れてみてピンときたものに取り組めばいいのではないかと思います。あ、でも、様々なロボコンを紹介してくれている雑誌はありますよ。
ということで、2つめの方法は雑誌です。具体的には「ロボコンマガジン」を眺めてみましょう。様々なロボコンの様子が紹介されています。残念ながら現在(2022年現在)は休刊になってしまっていますが、バックナンバーの購入は今でも可能ですし、図書館で取り寄せできる場合もあります。
ロボコンの動画や雑誌なんていうものがあるのね。この大会が良さそうという目星がついて来たら、次はどうすれば良いの?
引き続き、Web検索とロボコンマガジンが情報収集の役に立ちます。ただ、自分が参加したい大会が絞れてきたら、その大会の競技内容や参加ロボットについて掘り下げてみましょう。
まずは何といっても競技ルールを確認しましょう。ロボトレースの場合は、ルールが競技規程としてまとめられています。この文章を読むと、スタート操作以外はできないことやロボットにサイズ制限があることが分かります。逆に、電源電圧については記述がありませんから、電圧の制限はなさそうだという判断も出来ます。ただし、書かれていないことについては、実際には制限がある場合がありますので、大会の運営団体に必要に応じて確認するようにしましょう。
なんだか文字で読んでもよく分からなくないですか?
それはそうだと思います。ですので、ルールを一読したら大会の模様を実際に見てみると良いです。1番おすすめなのは会場での観戦です。可能であれば大会会場へ足を運んで、参加する前に1度観戦してみましょう。会場へ足を運ぶと、運が良ければ参加者の方に直接話を聞いて情報を集めたりすることも出来ますよ。また、ロボットの整備をする準備スペースの様子を見ておけば、いざ参加してこんなスペースだとは思わなかったといった事態も防げます。準備スペースは広さやコンセントの数に制約がある場合が多いですので。
観戦が難しい場合には、大会の動画を見てみましょう。ロボトレースの場合はYouTubeで見ることが出来ます。
でも、ただ見ているだけで役に立つのかしら?
自分がその大会に出て、どんなロボットで、どんなことを見せたいのか、そんなことを考えながら見てみると、知りたいことが出てきて、良いかもしれません。もしくは、自分が真似したいロボットを見つけて、そのロボットの構造や仕組みに注目してみても良いかもしれませんね。
他には何か早いうちから調べておいた方が良いことはないの?
ロボコンでは自分でロボットを作るわけですから、ロボットの構造や仕組みを知る必要があります。ロボトレースでは、大会記録のページの「Technical data」のところから、参加ロボットの情報を得ることができます。
また部品については、どんなものがあるのか、少しずつでも知識を蓄えておくとロボット作りで役立つと思います。例えば、「タミヤの楽しい工作シリーズ」の部品を知っておくと良いのではないでしょうか。
今回はインターネットでの調査の仕方をご紹介しました。
次回以降は、ロボトレースの参加ロボットを分析をしたり、部屋を飛び出して秋葉原に調査へ行ったりする予定だよ!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回もお楽しみに!